雪の朝は
今日はお昼ごろまで
ついに東京でも雪が降りましたね~。
今朝起きてカーテンの隙間から外をのぞいたときに
はらはらと大きなぼた雪が舞っていて
景色がいつもより明るいような
そして白いようなフシギなかんじ。
ううー寒いんだろうな、いやだなあ
と思う反面
やっぱり雪というとちょっとワクワクしてしまったり。
久しぶりの雪だったもので
ちょっとうれしくなっちゃって
眠気を覚ますためにもベランダに出てみたんです。
パジャマのまま。
でもベランダに出たとたん
うひー。やっぱり寒いや。
こりゃだめだ。もう中に入ろう。
となるわけで。当たり前なわけで。
で中に入ろうとベランダのサッシを開けようと思ったら
バサバサ。
バサバサ。
大きな音がしたかと思ったら
真っ黒でおおおおおおおきなカラスが2羽
ベランダの手すりにとまったのが
ガラスに映った。
ぎゃー。カラス。でかい。カラス。こわいー。
別にこわくはないのだろうけれど
あんまりにも大きくて真っ黒の
とんがったクチバシにびっくりしてしまい
固まるわたし。
背後1m以内の近さで
こちらをずっと見ているカラス2羽。
どうしようどうしよう。
頭つつかれたら
きっと血出るものなあ。
痛いのはイヤだものなあ。
1ミリたりとも動いてはいけぬ。
ああ、息だって殺さなくてはいけぬ。
人間の気配を消すのよ、ありた。
こわいですって?
ふ。そんな邪念を悟られたら
オモウツボよ。
さむいですって?
ふ。武士にそんな弱音を吐けると思って?
なぜだかいつの間にか
よくわからない武士魂が芽生えてしまうのね。
こういうとき。
そうこうしている間にも
カラス2羽は手すりをチャッチャカチャッチャカ
横移動したりキョロキョロしたりしている。
5分くらいはそうしていただろか。
やっぱり武士だってさ
カラス、こわい。さむい。こわい。カラス、さむい。
となるわけで。
もう部屋に入っちゃおうかな
とピクと動いた瞬間
ウカア ウカア ウカア
カラス、鳴きなさる。
大きな声で、鳴きなさる。
ありた、こわい。
めちゃこわい。
やっぱり彼らがいなくなるまで
固まっとこう。
そう決心した瞬間
バサバサ。
ぎゃーーーーーーーーーー。
おそわれるーーーーーーーーーーー。
と思ったら
1羽がどこかへ飛んでったのだった。
もう1羽はまだウカア ウカア ウカア。
それから固まること数分。
ようやくもう1羽もどこかへ飛んでった。
もう安心です。
ありた、もう大丈夫です。
コキコキに固まった身体をおそるおそるひねって
後ろを見ると
ベランダの床部分には
でっかいでっかいカラスのフン。
・・・。
なんだよう。トイレに来ただけかよう。
武士は背中を丸めて
朝っぱらからフン掃除をするハメになったそうな。
外は相変わらず
シンシンと雪が降り続いている。
完。
って。
なんだこの昔話風のオチは。
それはともかく
あんなに至近距離でカラスと長時間いるの
初めてだったからビックリしたなあ。
あの2羽はなぜ
わたしがいるベランダにわざわざ来たのか
フシギでたまりません。
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